このコラムは、ナキーシャさんの「ラビットオラクルカード」の力を借りて、今日の雰囲気を感じるコーナーです。私は、人は誰でも第六感を持っていると思っています(虫の知らせ、とか、なんとなくワクワクするとか)。けれどきっと、それは磨かないとさび付いてしまう。心を鎮めて自分の奥にある感覚を受け取るようなことを習慣にしたいと思ったとき、毎朝1枚のカードをひいて想像を巡らすことを思いつきました。どんなカードがよいかと、何か月も本屋さんをうろうろしたり、ネットショップをさんざん探した結果、私は同じ画家さんの絵に、いつも心を奪われていることに気づきました。それがナキーシャさんでした。
初めて発した言葉が「犬」だった、という彼女は、芸術と自然と動物に囲まれた人生を歩んで来られたようです。作品には甘すぎない温かさがあり、見る側の想像の余地、解釈の余地、空想の余地が許されているように感じます(うさぎのオラクルカードだけでなく、さまざまな動物のタロットカードを制作されています)。
「オラクル」とは「神託」の意味です。オラクルカードは、前提とする専門的な知識が不要な分、タロットカードよりも気軽に引けるカード占いとして知られています。ここでは、「今日はどんな1日になるかな?」と思いながら、心をこめてひいています。そして、情報は必要な人のもとへ送られるという観点から、ここで発した言葉が、必要な誰かに届き、明るい方向性のヒントになるようにと願っています。
今日のオラクル
44.Truth / 真実
正直になる
うさぎが春の庭を見ていると、整列された花壇の石の隙間からタンポポが生えていることに気付きました。
周りで起きている真実を見たくなかったり、期待したくなかったりする時もあります。しかし真実は私達が無視出来ない形で必ず姿を現します。~『ラビットオラクルカード日本語ガイドブック』より~
旅猫
ひとつの綿毛が落ちたときは気づかなかったけれど、タンポポという真実は、来るべきときにちゃんと顔を出して姿を現すんだね。「言おうか言うまいか」と迷うことを抱えているときに、このカードを引いたよ。
真実って何だろう? 「言わなくても、どうせ真実は顔を出す」のではなくて、私が自分の気持ちに正直になり、言葉を発したことが、やがて真実として実を結ぶのかもしれない。
私はこのカードに背中を押されて、正直な気持ちを発信することにしたよ。